・株式譲渡
株式譲渡とは、譲渡対象会社の株主が所有する株式を、買収する企業に譲渡することによって支配権を譲り渡す手法です。
譲渡対象会社の株主は、譲渡の対価として現金を受け取ります。
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M&Aとは、Mergers(合併)and Acquisitions(買収)の略で、企業が他の企業と統合することを意味します。
M&Aは、企業の成長戦略や市場進出、業界再編などのために行われることが多く、企業が事業を拡大するための手段の一つとして利用されます。また、合併や買収によってシナジーを生み出すことができるため、経営合理化やコスト削減などにも有効です。近年では、後継者不在の中小企業が事業の存続を託す事業承継型のM&Aが活発に実施されております。しかし、M&Aには多くのリスクも伴い、成功するためには適切な戦略と専門的なアドバイザリー支援が必要とされます。
株式譲渡とは、譲渡対象会社の株主が所有する株式を、買収する企業に譲渡することによって支配権を譲り渡す手法です。
譲渡対象会社の株主は、譲渡の対価として現金を受け取ります。
事業譲渡とは、譲渡対象会社の事業の一部または全部を売却する手法です。
譲渡の対象となるものは株式ではなく、特定の資産(特許・ブランド・製品・設備・不動産など)となります。
合併とは、2つ以上の会社が1つの会社になる手法です。合併には、「吸収合併」と「新設合併」の2種類があります。
会社分割とは、会社の一部または全部を別の会社に継承する手法です。会社分割は事業の再編成や合理化の目的で行われることが多く、会社が経営上の課題を抱えている場合、特定の事業部門を切り離して再編成を行うことで、問題の解決や効率化を図ることができます。これにより、事業の競争力を向上させることができる場合もあります。
会社分割は、大きく分けて「吸収分割」と「新設分割」があります。
M&Aの各手法は、それぞれメリットとデメリットがあります。M&Aを検討する際は、自社の戦略や財務状況に合わせて最適なM&A手法を選択する必要があり、適切なアドバイザリーサポートが重要であると言われています。
昨今のM&A市場は広がり続けています。中小企業庁の調査によると、中小企業におけるM&Aの実施状況は2014年で300件程度だったのが、2021年時点で2,400件程度と右肩上がりで増加しています。今後も以下の3つの理由でM&Aは拡大し続けていくと考えています。
1つ目は、経営者の高齢化による事業承継ニーズが高まっていることです。日本の中小企業経営者の年齢は年々高齢化の一途を辿っています。2021年時点で経営者の年齢は70歳が最多であり、特に70代以上の経営者の比率は6割以上に増加しているという調査結果が出ています。これらの経営者が引退を考えることにより、今後は事業承継のニーズが高まっていくものと考えられます。
2つ目の理由として、親族内承継が減っていることが挙げられます。これには主に少子化が背景にありますが、子どもがいても会社を継ぐ意思がないというケースもあります。実際にこのようなケースで社外承継を模索している会社様をお手伝いする機会が増えています。さらに、生成AIやDXなど、ITの技術革新によって、ビジネスモデルも変わり続けています。結果、30年以降も長続きする業界が少なくなってきており、親族内の事業承継に適していないことも多くあります。
3つ目の理由として、経営者高齢化や親族内承継の減少に加えて、コロナ禍もあり、M&Aが行われる業界も増え続けてきました。M&Aに対する世間のイメージがプラスに変わりつつあることです。以前は、M&Aというと「事業に失敗したことによる身売り」「会社の乗っ取り」といったマイナスイメージが強くありました。しかし近年は、大手の仲介会社などの活躍によって、「成長戦略としてのM&A」というプラスのイメージが定着しつつあります。株式市場ではM&Aを歓迎する動向も見られます。このようなプラスイメージによってM&Aのハードルが下がり、結果として今後も市場は拡大していくものと私たちは考えています。
2020年には、新型コロナウイルスの感染拡大は多くの企業に多大な影響を与えました。過去には、金融危機や大震災等の予測できない外部環境の変化により事業環境が大きく変化しました。会社経営が安泰であっても、その状態がいつまでも続くわけではない、いつどうなるのか分からない、という未曾有の事態が続いています。M&Aにより、財務基盤の安定した優良企業と資本提携を行うことで、経営基盤の安定を図り、不測の事態に備えることができます。
派遣法改正や少子高齢化の進展など、人材や雇用をめぐる環境変化もあり、企業にとって労働人口の減少は深刻な問題となっています。各企業において採用力の強化が課題となる中で、優良企業と資本提携を行うことで安定的に人材を確保することが可能になります。資本提携後にはグループ会社間の人材交流や研修制度の充実が図られることも魅力的です。
高齢化社会が到来すると推計されています。企業の経営者にも高齢化の波が押し寄せています。
国内の中堅中小企業において、後継者問題に直面する機会が増加しています。優良企業と資本提携を行うことで、譲受企業の有力な経営人材を登用することができ、後継者対策を行うことができます。
M&Aが実現すれば経営権が移動します。原則として、経営権の移動と共にオーナー様は金融機関に負っている借入金の個人保証から解放されます。会社の資金繰りに費やしてきた時間や苦労から解放されることになります。経営責任や精神的なプレッシャーからの解放されることも大きなメリットとなります。
創業者は事業を売却することで、引退後の生活資金を得ることができます。売却金額が大きい程、多くの報酬を得ることができます。
近年は、近親者が会社を継がないケースが非常に増えています。これには、個の多様性も大きく影響していると考えています。M&A市場の市況感としては、2040年頃まで拡大を続けて、いったん落着き、その後団塊ジュニアと呼ばれる世代が70歳を迎える2045年頃からまた成長軌道に乗ると予測しています。
M&Aの市場規模はまだまだ大きくなり続けるでしょう。アメリカと比較してもM&Aの割合がこれから益々拡大していくことは間違いありません。その中で我々の強みをお客様にご信任頂き、我々も成長を続けていきたいと考えております。
ただし、どれだけ時代が変わっても、業界が成長して弊社が成長したとしても、変わらないことは「誠実にお客様に対応すること」であり、それが弊社のDNAの根幹をなしていると私は考えています。
M&A市場が拡大しても、弊社は以下の3つの強みをお客様にご信任いただきたいと考えております。
弊社が財務と税務のプロフェッショナルである点は、競合他社と比較して非常に優位な点といえます。また、弊社はただのマッチングにとどまらず、弊社20年間の経営実績による顧客基盤に関して、お客様への生きた優良な情報をご提供いたします。昨今では、AIシステムを導入し、最適かつ最速で買い手オーナー様と売り手オーナー様のマッチングを行っています。最後は人間の目で判断するものの、データの蓄積と学習により精度も上がっており、今後もお客様のニーズに応えられるよう、テクノロジーの観点からもサポートをさせていただきます。
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